債務整理のニーズが高まっている!
意外な形で借金しなければならないこともある!
債務整理と言うと、決してポジティブな話題でないですよね。借金が膨れ上がって首が回らなくなった状態に行われることが多いのが実情です。借金の要因としては様々なものが挙げられます。例えば、ギャンブルによって借金を作ってしまうということは、厳しい言い方をすれば自己管理ができていないとも言えます。ギャンブル依存症の問題も深刻化している印象があります。
他にも、投資などによっての借金、過剰にショッピングすることでの借金などもあるのですが、実は意外な形で借金することがあります。それが、自然災害です。自然災害で近年最も大きなものとして、東日本大震災があります。こればかりは防ぎようの無いことで、多くの方が私財を失うという事態が発生してしまいました。また、それ以降も熊本地震、豪雨などで甚大な被害が発生しています。
債務整理のニーズが確実に高まっている!
このように、本人が意図しない形で借金してしまうケースもあるのですが、それに応じて確実に債務整理のニーズが高まっています。最も多いケースとしては、住宅ローンの返済です。夢のマイホームを数十年払いで返済しようとローンを組んでいた時に、そのマイホームが震災により失い、更に職まで失うと払いきれなくなって債務整理の道を模索しなければなりません。
中には、自然災害による債務整理についてガイドラインを示す法律事務所も登場しています。困った人には手を差し伸べる存在となっていて、これから債務整理をしたい方にとっては非常にありがたいですね。また、近年では過払い金というものがクローズアップされて、テレビCMなどでも過払い金を取り戻す!を合言葉にした法律事務所も数多く見られます。
債務整理はどのようにして行うの?
債務整理は大きく分けて4種類に分かれる!
債務整理と一口に言っても、様々な方法で実現できます。主な方法としては4種類あり、過払い金請求、任意整理、個人再生、自己破産が該当します。各々にメリットとデメリットがあり、ご自身が望む形で手続きを進めていくことになります。
過払い金請求と任意整理は似ている!
過払い金請求と任意整理は、大きなくくりとしては似たような方法で債務整理できます。2つの共通点となるのが、グレーゾーン金利です。過去、出資法と利息制限法の盲点を突いて設定していた金利がグレーゾーン金利となるのですが、グレーゾーン金利で過払いしていたものを取り戻すというのが基本スタンスです。
過払い金請求の場合は、過払いしていた部分を現金として取り戻す事を言います。逆に、任意整理は過払いしている事実を明らかにした上で、残っている借金の返済を少しでも緩和することができます。任意整理で取られる措置としては、金利カットや元金の完済、減額などが挙げられます。
自己破産は最終手段!
もう借金でどうにもこうにもならない!という状態になった場合には、自己破産の道を模索しなければなりません。自己破産は、簡単に言えば自分の資産をすべて手放すことを条件として、借金の返済を免除してもらう方法です。但し、ギャンブルなどの借金の場合は、自己破産しても借金の免除がされない場合もあるので注意しましょう。
個人再生は任意整理と自己破産の折衷!
個人再生は、イメージとしては任意整理と自己破産の中間点となるものです。債務が5,000万円以下で、3年で返済できる事を条件として、再生計画を明らかにすれば借金の減額が行なえます。
いずれも法律的知識が必要!
どの債務整理を行うにしても、素人が安易な考えで行えるレベルではありません!法律的知識を持ち合わせ、ノウハウの持った者が行うべきものであると言えます。また、債務整理の内容によっては絶対に代理人が必要になるケースもあります。
債務整理は誰に頼めばよいの?
主に手段は2つある!
債務整理を行うことを決めた場合、もしくはどの債務整理をすれば良いのかを相談したい場合、主に法律事務所か司法書士事務所に相談することになります。実は、それぞれにメリットとデメリットがあり、どちらに依頼するかが大きなターニングポイントとなります。
弁護士に依頼する時のメリットは?
弁護士に債務整理を依頼する時のメリットとしては、やはり法律のプロであるという安心感があります。常に法律に向き合い、正しい答えを導き出す存在ですので、債務整理についてもベストな答えを出してくれるのです。また、弁護士ならではのメリットとして、個人再生や自己破産も取り扱ってくれる点も魅力的です。
個人再生や自己破産の場合、代理人を立てて代理人が交渉や手続きを進めることになります。この代理人になるための資格を持ち合わせているので、相談した時点で個人再生や自己破産が適切と判断させた場合に、そのまま継続して対応していただけます。手続きの簡素化という面でもメリットが大きいですね!更に、債務整理の規模に関係なく対応していただける点も魅力的です。
弁護士に依頼する時のデメリットは?
弁護士に依頼する時のデメリットは、費用面です。司法書士に依頼するよりも、費用面では高くなってしまう傾向があります。債務の規模によっては、数十万円もの違いが発生してしまうこともあります。但し、分割払いや後払いに応じていただける法律事務所もあり、なるべく負担にならないような対応が取られています。
司法書士に依頼する時のメリットは?
司法書士と言えば、庶民の味方というイメージがあります。これは、相談しやすい雰囲気というだけでなく、費用面でもメリットもあるのです。弁護士に依頼するよりもリーズナブルな費用で債務整理できるので、なるべく手軽に債務整理したい方にとってはおすすめできます。
司法書士に依頼する時のデメリットは?
2003年に司法書士法が改正されて、司法書士も任意整理を行うことができるようになりました。ただ、その中でもまだまだ債務整理を行う上で制限が多くあります。最も大きな影響があるのが、債務額の上限です。
司法書士が取り扱える債務額は、最大140万円までとなります。これ以上の債務整理は、弁護士に依頼しなければなりません。また、司法書士は個人再生と自己破産の代理人になることができませんので、依頼する際には注意しましょう。
債務整理に強い弁護士を探そう!
どのようにして弁護士を探すの?
債務整理をより良い条件で行いたいなら、弁護士に依頼するのがおすすめできます。また、より腕の良い弁護士に依頼すると、交渉もスムーズに進みより良い条件で債務整理できます。ただ、強い弁護士を探すのはどのようにして行うのが良いのでしょうか?
各法律事務所では、ニーズに応じて各地域で債務整理の相談会を実施しています。大きな会場を貸し切り、弁護士が困っている方の相談を受けていますが、ここで親身になってくれるかどうかを判断できます。その場である程度の計画と費用も提示させるので、弁護士を選ぶための大きな判断基準となります。
インターネットなどの情報で比較するのもおすすめ
インターネットが普及したことで、様々な情報を手軽に入手できるようになりました。債務整理についても、各法律事務所のホームページで条件などを簡単に比較することができます。特に、大手の法律事務所では債務整理のページがあり、実績なども掲載されているケースがあります。
この情報をしっかりと把握して、依頼したい弁護士を選ぶのがおすすめです。但し、注意したいのはその情報の真偽です。過大広告などがないかのチェックはしっかりと行うべきです。特に、費用面では無料という言葉を大きく謳っていても、最終的な費用では他よりかかってしまう法律事務所もありますので、シミュレーションを怠らないのが重要です。
また、過去の実績も重視して、より強い弁護士を選ぶようにしてください。例えば、ホームページでも体験談という形で掲載されているケースがあります。体験談を見れば、どのような流れで具体的にどのような結果になったかが一目瞭然ですので、是非参考にしたいですね。
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